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もはや国民病とも言われているストレートネック(スマホ首)ですね。
慢性的な首肩の痛み、症状が悪化するとしびれの原因になることもあります。
今回は日常レベルでのストレートネック(スマホ首)になってしまう原因と予防法、有効な対策についてお伝えしていきたいと思います。
ストレートネック(スマホ首)のそもそも何がいけないのか、また日常レベルで具体的に何をすればその痛みを伴う症状を緩和させることができるのかを解説していきます。
〜目次〜
あなたも首の痛みや寝違えでレントゲンを撮り、ストレートネック(スマホ首)と診断された方のお一人かもしれません。
MRIまで撮られる方は多くはないですが、もしかしたらヘルニア気味と診断され湿布か飲み薬を処方されたという方も少なくないのではないでしょうか。
リハビリにしっかりと通われている方も、筋トレで頑張って克服されようとしている方もいらっしゃると思います。
そのかいあって痛みも改善し、日常生活には何ら支障がないレベルに回復できる方がほとんどです。
ただその中でも、なにかの拍子にまた痛みが再発する、という方もいらっしゃいます。
これは何が原因なのでしょうか。
痛みを繰り返してしまうような少し重めの症状を抱えている方には必ず共通点があります。
それはストレートネック(スマホ首)の大元の原因が取り除かれず、その後も毎日の習慣として首にとって負担になることをやり続けてしまっているということです。
出てきた痛みを改善することはできても、大元の原因ごと排除しない限り、痛みが出てきては対処しの追いかけっこになってしまいます。
ここに病気や怪我への対処の仕方と、慢性痛への対処の仕方の根本的な違いがあります。
そもそもストレートネック(スマホ首)は病気なのでしょうか。
または怪我や炎症の類なのでしょうか。
正解はそのどれでもありません。
痛みには大きく2種類あります。
一つは今お伝えしました怪我や炎症の類の痛み。
もう一つは慢性痛と呼ばれるものです。
この怪我ではない、慢性痛としての側面からもストレートネック(スマホ首)を見てみると、原因から対処その後の予防まで新たな視点からアプローチできます。
このようにストレートネックやスマホ首などに代表される首の痛みなどの慢性痛は、1回や2回の不運な出来事ですぐに発症するものでは無いため、日常レベルでの対策がものすごく大事になってきます。
こんなことに心当たりはありませんか?
・電車の通勤時間にスマホを見ながら首をカクっと前に曲げてウトウト居眠りをしたことがある。
・自宅ソファーで座っている時にお腹の前でスマホを見ながら首をカクっと曲げている。
・PCの画面に集中するあまり、顔を近づけるように首を前に突き出した位置で、長時間同じ姿勢で作業している。etc..
これらは一例ですが、あなたも日常で気づくと首を前にカクっと曲げる、またはスライドさせるような姿勢を無意識にやってしまっている心当たりはないでしょうか。
少し解剖学に照らし合わせて見てみます。
背骨は構造上「前に曲げ続ける事が苦手」です。
本来は軽度前弯、緩やかなカーブがあるのが基本です。
これとは逆になる、上記のような不自然な形で首をカクっと前に曲げる習慣を長期にわたって続けた結果、首の骨はまっすぐになってしまうのは想像できてしまいますね。
このように一つ一つストレートネック(スマホ首)を紐解いていくと、最大の原因はむち打ちや打撲のように突発的な動きで発症するものではありません。
もう少し体の構造についての理解を深めていきます。
人間の背骨は腰まで含めると24個の骨が連なっています。
これは知っている方も多いと思います。
一つ一つが積み木のように重なり、それぞれの間に「椎間板」というクッション素材を携え、関節だけでも100個以上と言われています。
これだけ繊細で柔軟な組織が人間の骨格の元締めとなり、日常のあらゆる動きの司令塔となって、人間らしいしなやかな動きを生み出しています。
一方でその自由な動きがあることでの弊害もあります。
それは、首も腰も前に曲げ過ぎる事によって痛めてしまう「構造」であることです。
しなやかな関節の動きと、柔軟な筋肉、そして椎間板というクッションまであるにも関わらず、前に曲げ続けることに関しては、決して強くありません。
クッション素材として機能している椎間板は、一時的な緩衝材としての機能は優れているものの、長時間の圧迫には決して強くないということです。
輪ゴムを想像してみましょう。
あれだけ柔軟性のあるものでも伸ばされ続けると、伸び切ったまま元に戻らなくなりますね。
過度に引っ張り過ぎると切れてしまうこともあるでしょう。
同じように柔軟性、弾力性の特性を備えていても、長時間同じ所に負荷がかかり続けると、椎間板は悲鳴を上げてしまうのです。
「いやそんなハズはない、私は首を反らせたら痛めたし、お医者さんにも首を反らせるなと言われている」という方も中にはいらっしゃるかもしれません。
ですが、試しにこう考えてみる事が出来ないでしょうか?
首を反らせると痛いのは、普段、首を前に曲げすぎているせいで「反れない首」になってしまっているから
スマホをお腹の前で見る
電車でウトウト
長時間のデスクワーク
これらストレートネックの原因に共通するのは曲げる習慣で反れなくなった結果とも言えます。
ということは、スマホをお腹の前からなるべく顔の前へ、ソファーで寝転がってテレビやスマホを見続けない、という基本的なことに加えて、一番一日の中で時間を費やすデスク周りの環境を整えることが手っ取り早いということになりますね。
1.ノートPCの画面が顔の正面(目線が少しうつむく程度)に来るように高さを調整する。
今は斜めに設置できるタイプの台も豊富にありますので色々試せると思います。
2.ノートPC自体を20~30cm上げて(画面位置は上記同様)設置し、別売りキーボードを使用する。
ディスプレイの方を大きくしてノートPCのキーボードをそのまま使用してもいいかもしれません。
3.視力を確認し、必要であればメガネで矯正する。
画面の文字が見えにくいと感じた時点で首は前に行ってしまいます。
4.電車でウトウトしたい時は、前ではなく後ろに寄り掛かるような体勢にする。
端に座ることができれば、あるいは後ろに窓枠がある箇所に座ることができれば、顔はほぼ正面を向いた状態で寄りかかることが出来ます。
新幹線などの長旅になる場合は、首枕も今は機能的でデザインも優れたものがありますので一つ携帯しておくのもいいかもしれません。
5.スマホを顔の正面で見る。
長時間見ないのが一番いいのですが、見たい時もあると思います。
顔の正面に来るように首からかけて支えるようなスタンドも豊富にあります。
いかがでしたでしょうか。
こうして見てみると何だそんなことか、と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
ですが冒頭でもお伝えした通り、ストレートネックやスマホ首は日々の習慣の蓄積です。
その証拠に名前がそれを物語ってますね。
スマホ首、スマートフォン症候群、スマホっ首、テキスト・ネックetc..
これらは何か特殊な原因があるわけでも、生まれつきでも、骨がつぶれて変形してしまっているわけでもありません。
ということは自分で改善・予防する為にできる一番簡単な方法は、日常の無意識でしてしまっている姿勢を変えていくことだとも言えます。
つまり「首が痛い時にまずやるべき事」は、日々の生活の中の何気ない習慣のどこかで、「首を前にカクっと曲げすぎていないかどうか」を確認することです。
ここからはじめてみてください。
実際のストレートネック(スマホ首)のレントゲン写真はこちらからご覧頂けます。
改善の糸口がイメージしやすくなると思います。
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