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2021/10/09冷え症には4つのタイプがある?

冷え症タイプ

夏の冷えを乗り越えてきたと思ったら、今度は秋冬の冷えの対策をする時期ですね。
冷えやむくみの解消に向けて色々やってこられている方も多いと思います。
今回はこの冷えについての理解を深め、日常でできる対策を考えてみたいと思います。

こんな症状ありませんか?


・手足の冷えで夜が眠れない
・湯船に入った直後だけは良いけど、すぐに冷えが戻ってくる
・手足が冷えてパンパンにむくんでいる感覚がある
・ストッキングや靴下で対策はしているけど末端が冷える
・夏でもあまり汗をかかない
・35度台の低体温気味
・便秘症でお腹の張りを感じることが多い

冷えやすい体なのかをチェックする際に、よく挙げられる代表的な項目の一例です。
これらを感じることがある場合、より症状を悪化させない為にも予防、対策をしていきまし

冷えの種類


<内蔵の冷えからくるタイプ>

内蔵型の大きな特徴は手足はそこまで冷たく感じることがなく、むしろ温かいこともある為、自分ではなかなか気づくことができずに見過ごされてしまうことが多いとされています。
胃腸の調子も崩すことが多く、便秘や下痢を繰り返す、風邪をひきやすくなったなどの傾向が見られた場合、内臓型の冷えのタイプに分類されるかもしれません。

<末端のみが冷えるタイプ>

10~20代の女性に多く、過度な食事制限によるダイエット、運動不足やデスクワーク時の姿勢の悪さによる交換神経の緊張が原因になると考えられています。
手足の血管の収縮により末端に冷えを感じます。手足だけ温めても改善が期待できないケースが多いのが特徴とされています。

<上半身はほてり下半身だけ冷えるタイプ>

上半身はのぼせたようなほてり、腰から下に冷えを感じます。
30代以降の男女に多い傾向があり、加齢とともに起こりやすいとされています。
「座りっぱなし」によるお尻やふくらはぎの筋肉の緊張が血行不良を引き起こし、代謝が悪くなることが原因と考えられています。
また、姿勢の悪さから来る骨盤周辺の可動域の低下も動きを制限してしまう原因となります。
こまめに椅子から立ち上がる、股関節周辺のストレッチをする等、できる対策はしていきましょう。

冷えの原因4選


<運動不足による血行不良>

筋肉は熱を作り出す臓器とも言えますので、動かし不足による血液の滞りは全身に熱を運ぶことができなくなります。
筋肉量が少ない方は、うまく体を温めることができない為、冷えを感じやすくなると言えます。

<エアコンでの底冷え>

エアコンの冷たい空気に長時間さらされると血管は収縮すると考えられます。
体内で熱を循環させにくくなる為、冷えを感じやすくなります。
また暑いからと言って直風を当てることは一時的には良くても持続的にはあまりおすすめできません。
除湿機能もうまく使いながら扇風機やサーキュレーターで部屋の空気を循環させることで、温度設定を上げても大丈夫な室内環境に近づけましょう。

<寝不足による自律神経の乱れ>

体温の維持は自律神経の大事な役割の一つです。
寝不足によって交感神経が優位な状態が続くと、筋肉が緊張します。
結果血流も悪くなることで末端まで熱を届けることができなくなり、冷えを感じやすくなると考えられます。

<冷たいコーヒーやアイスなどの冷たい物で内臓を冷やす>

冷たいコーヒーやアイスなどで冷えた内蔵は礎代謝を落とします。
アイスを食べると胃腸などの臓器が「4度」近く冷えるとも言われています。
継続して飲み続ける、食べ続けることは免疫も落としてしまうのであまりおすすめできません。

冷えを予防・改善していくには?


<運動で毛細血管を鍛える>

血液が末端まで行き辛くなると酸素や栄養は運ばれず、冷えも起きやすくなります。
運動はそれを改善する方法としては最適と言えます。
手足の末端から一番近い比較的大きな筋肉を動かすことは効率的に血液を隅々まで運ぶ手助けになるでしょう。

以下積極的に動かしたいパーツです。

《ふくらはぎ》
つま先立ちで部屋の中を移動するだけでもトレーニングになりますが、その場でかかとを上げ下げ10回するだけでもかなり負荷を感じられるはずです。
終わった後はアキレス腱のストレッチをしてクールダウンしておきましょう。

《太もも》
エレベーターやエスカレーターを使わずに階段での生活を意識するだけでもかなり動かすことができます。
リモート環境で家からあまり出る機会がなくなってしまった方でも、近くのスーパーやコンビニに買い物に行く時に少し歩幅を大きく歩く、わざと遠回りして公園や河川敷の階段を使って歩いてみる、などの工夫は比較的やりやすいのではないでしょうか。

《肩甲骨》
両手を上げて後ろに引き付けるように胸を張っていきます。(ちょうど警官に両手を上げて銃を下ろしなさい、と言われた時のような格好です。)
そこから手を万歳の形になるまで上げていきます。
この時必ず自分の体よりも後ろに両腕がある状態を保ってください。
最初のポジションと万歳したポジションを行き来します。これを5回行います。
背中がぽかぽかしてくる感覚が得られると思います。

《前腕の筋肉》
指先をグーパーグーパー繰り返すのみです。
腕が疲れやすい方は無理せずにストレッチだけにとどめておきましょう。
ストレッチは、例えば右にやる場合、前に出した右腕をダラッと手首から先を下に垂らします。(キョンシーのようなポーズです。)
そこに左手を右の甲に沿えて手前に引きます。
腕の側面が伸びる感覚が得られたら、そこで20秒じわーっと伸ばします。
次に、垂らした手をひっくり返して手の平が上に向く形にします。
同じく左手で右手の指先に沿え、手前に引きます。
今度は腕の内側が伸びる感覚があると思います。これも20秒続けます。
デスクワークで腕の疲れを感じる時もおすすめのストレッチです。

<筋肉量を増やす>

筋肉の中にあるサルコリピンとういうたんぱく質が熱の産生に重要な役割を果たしているという発見があったのをご存じでしょうか。
サルコリピンの増やし方は現段階では詳しくはわかっていないのですが、そのタンパク質は筋肉の中にあるということから、筋肉量を増やすことで熱を生み出す能力も高くなるということが考えられます。
体温の4割は筋肉がつくっているという事実がありますので、人間の体の筋肉の70%が下半身に集中していることから、スクワットでお尻を、レッグカールやエクステンションで太ももを鍛えるのがおすすめです。
筋トレが得意でない場合は、普段歩く時に階段を一段飛ばしてゆっくり上がることでも下半身に刺激を与えることは可能です。

<湯船に浸かる>

お風呂の時間がゆっくり取れず、シャワーで済ませる方が少なくないかもしれません。
ましてや温める目的でシャワーを使う事はしない方がほとんどです。
ですが、湯船に浸かることは体を芯から温める上で効率的です。
長く入ればいいわけではないですが、じんわり汗が出てきそうぐらいを基準に3分でも5分でも浸かってみて下さい。(夏場は浴室熱中症にご注意下さい。)
お風呂上りのストレッチもすごく気持ちいいですし、筋肉のこわばりによる血行不良の解消や睡眠の質を上げることにも貢献しますので頑張ってみる価値はあります。

<ほぐす>

《手の平》
手の中の関節だけでも21個あります。
骨の数にすると27個ですが、これら関節を動かす筋肉も小さなものから大きなものまでたくさんあります。
手を毎日パソコンやスマホのフリック動作で酷使することで、可動域の低下と筋肉の緊張は起きますので、こまめにほぐすことはいいでしょう。
やり方は片方の手でもう片方の手の平を押して揉むのもいいですが、疲れてしまいますので、テニスボールを下にしてその上を手の平で押しながら円を描くように動かすのがおすすめです。

《手の指》
指は細かい動きを毎日繊細にこなしています。
血行不良も起きやすく、末端まで熱を運ぶことができ辛くなると冷えは引き起こされやすくなります。
やり方はまず、片方の手でもう片方の指を一本ずつ指全体が隠れるように握ります。
ちょうどバイクのアクセルをひねるように握られている側と握る側がお互い引っ張りあうように力をかけます。
この時無理に反動をつけてやらないようにご注意下さい。
適度にストレッチされて気持ちいいくらいの力加減です。

《脛の筋肉》
デスクワークで動かさない時間が多くなると固く緊張します。
血行不良で足の先にまで熱を運ぶことが滞り、冷えが起きやすくなると考えられます。
ツボ押しグッズのようなものを使い、膝に近い方の部分の筋肉を重点的にやりましょう。

《ふくらはぎ》
運動の所でもご紹介しましたが、ふくらはぎの筋肉は動かさないことによるストレスを日中のデスクワークで感じています。
足の中でも比較的大きな筋肉ですのでしっかりほぐしてあげましょう。
アキレス腱のストレッチも併用してやるとより効果的にほぐすことができます。

《足裏》
足裏は毎日地面と接し体の全体重を支えます。
その為筋肉も発達してますが、疲労もたまりやすい場所です。
簡単に足裏をほぐす方法は、地面に置いたテニスボールを足の裏でコロコロ転がします。
少し体重を乗せるくらいがちょうどいいですが、無理はせずに気持ちの良い範囲で行って下さい。
足裏がぽかぽかしてくる感覚が得られたら終了です。

カイロプラクティックによるアプローチ


<トリガーポイントリリース>

筋肉中に頑固な固いしこりが出来上がると、血管を締め付けるような形で血行不良を引き起こします。
ホースを踏みつけると中に流れる水がせき止められるようなイメージです。
血液が酸素も栄養も体の隅々まで届けてくれますが、熱も運ぶ一端を担ってますので、まずは筋肉にできたトリガーポイントへアプローチし血行不良を解消します。
またその予備群もリリースし、再発しない為のストレッチやエクササイズも並行します。

<関節の動きの改善>

筋肉の固さと関節の固さは密接に関係する為、可動域を上げる為のモビリゼーションを行います。
例えば肩甲骨周辺にある筋肉はデスクワークで固まりやすく、血行不良が起きやすい場所と言えます。
この周辺にある筋肉は不快な痛みに発展することもありますので、積極的に動かす必要があります。
長時間座ると固まる股関節回りも同様です。

<姿勢指導>

首が前に移動し肩が内巻きになる姿勢は、上半身の姿勢で一番多く見受けられます。
そこに肩が上がった状態が続くと筋肉の緊張で血行不良になります。
姿勢を最適な状態にすることは、構造的にも血液循環の滞りを予防することにもつながります。
日常生活の中で意識して頂きたいポイントはそこまで多くありません。
何がどうなると負担を減らすことのできる姿勢なのか、知識としても知り、ぜひ実践して体に馴染ませていきましょう。

まとめ


前半は冷え性に関して一般的に言われる症状の分類やその最たる原因に関してご紹介してきました。
後半はカイロプラクティックの視点で具体的にどのような改善方法が考えられるのかも考察してきました。
骨格的な問題に加えて、筋肉の緊張、こわばりによる血行不良は、冷えの原因に十分なりうることが理解して頂けたら幸いです。
日常の中で冷えを予防改善する為にできることはたくさんあります。
例えば温活もその一つですね。
お風呂、運動、腹巻き、ショウガ紅茶など、楽しみながら体温を上げるもいいですし、姿勢の悪さからくる血行不良は専門家の力も積極的に活用することも選択肢の一つです。。
まずはデスクワーク中の姿勢を見直してみて下さい。

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